商品ラベルシールの製作
沖縄の調味料、コーレーグース用に作った商品ラベルです。通常のコーレーグースは泡盛に唐辛子を漬け込んでいますが、この商品の特徴は薬味であるノビルも入っていること。
- ラベルの高さは約9cm。高さ15cmの角瓶の側面に張ります。
- 開発元がサトウキビ七変化シリーズと同じところなので、統一感を持たせるようにしています。
- 「なるべく辛さが伝わるように」という注文の元、“辛そうな赤”を10パターンほど検討、少しオレンジに近い赤に決まりました。また、商品の特徴であるノビルの緑色も映えるように写真の彩度を上げるなどの調整を施しています。
- コーレーグースに香麗薬の字を当てているところにこだわりを感じたので、この文字は目立つと同時に美しさを表現することにも気を使いました。
- 文字を目立たせるのは一般的な商品ラベルでよく使われているシャドウを入れて浮き上がらせる方法を採用。また袋文字にしたのも同じ理由から。
- 文字フォントは目立つゴシックか、美しさの明朝体かで悩みましたが、袋文字にした際、明朝体ではうろこが視認性を悪化させることが分かりました。そこでゴシック体をベースにしつつ、はね、はらいを鋭角に流すように加工しました。
- 周辺の文字についてもゴシック、明朝、楷書の3パターンを検討。商品名のフォントとの組合せも含めて20パターンくらいを比較検討しました。
離島体験プログラムリーフレット制作
こちらも「いへや“薬草王国・野の菜女王国”物語」殿から依頼されたリーフレットです。2015年制作。
当初固まっていたのが、A4のパンフレットを開き観音折でA5サイズにすることと、表に大きく伊平屋島の地図を入れること、細かい説明は入れずに写真で訴求する、という大まかなものでした。
時間は十分に頂いたものの、最初の1案を出すまでに相当悩みました。
とりあえず表面は具体的な指示があったため大きく伊平屋島の地図を配置してイメージを確認してもらうことにしました。ただ、イラスト地図ではかなり味気ないものになったため、少しでもインパクトを出すため国土地理院の航空写真を使って作成しました。
一方、内面は地図を中心にしてトリミングした写真で囲むようにしたものと、グリッド状に地図と写真を配置したもの、そして大きな写真を背景に地図と写真をグリッド配置したものの3種類を作りました。
これらをベースに表面の変更と写真の差し替えが行われ、文字の配置などを相談の上決定。写真の画質の修正や文字の視認性を上げるための調整を行い、最終案となりました。
商品紹介リーフフレット制作
伊平屋村活性化のための商品開発を行っている「いへや“薬草王国・野の菜女王国”物語」の2013年度の開発商品を紹介するリーフレットです。
お客様のほうで具体的な最終イメージがあったため、それを印刷用のイラストレーターのデータに起こすことが主な内容となりました。当方ではデザインについてはさほど頭を悩ますことがなく、また素材写真の多くも提供いただいたものであるため、制作費をかなり抑えることができました。